今後の人生について考えさせられた言葉「俺の人生って何なんだろう」

私が現在働いている職場には、あと数年で定年となるTさんという同僚がいます。
私より結構年上ですが、威張っているわけでもなく、冗談言って職場を和ませてくれるような方です。
あと数年で仕事しなくてもいいなんて羨ましいなぁと思っていました。
ある時の休憩中に仕事辞めたらどうするの?みたいな話になったのですが、
Tさん「子供も社会人だしな。どうするかな。腰も痛いし、老眼にはなるし、体はついていかなくなるし・・・ 俺の人生って何なんだろう・・・」
明るくてプラス思考だと思っていたTさんがまさかこんなことを考えていたなんて・・・
自分にとっては衝撃的でした。
理由は聞いたことありませんが、Tさんは歳をとってからこちらの業界に転職された方。
私たちの前では弱音は吐きませんが、家族のために苦労しながらも体にムチ打って働いてきたのでしょう。
Tさんの言葉からは、自分のことより家族のために頑張ってきたということが感じられました。
そして、お子さんを立派に育て上げ定年間近となった今、衰えていく体を実感しながら目的を失った今後の生活への不安も・・・。
もちろんTさんの言ったことが本音かどうかはわかりませんが、未来の自分のことを考えると決して他人ごとではないと感じました。
「俺の人生って何なんだろう・・・」
マイナス思考の私にはとっても重みのある言葉。
今はまだ実感はありませんが、あと十数年たてば私もTさんと同じくらいの年齢。
子供も社会に出ているはず。(出てもらわなくても困りますが…)
その頃にはTさんと同じような気持ちになっているのだろうか。
何か生きがいを持っていられるのだろうか。
不安になります。
今はまだ子供に手もお金もかかるので、目先のことで精一杯。
ストレスばかりの仕事を続けられているのも、自分のためよりも家族のためにも働いて稼がなくてはという気持ちが強いからだと思います。
子供に手がかからなくなったとき、果たして自分は何か目的をもって生きているのだろうか。
まぁ、世の中の状況が変って年金もどうなるかわからないので、そんなこと考えずに仕事を続けなければならない状況かもしれませんね。
今後の生き方について考えさせられる出来事でした。
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