つみたてNISAってどんな制度?メリットとデメリットは?

2018年から始まった「つみたてNISAの制度」
私も利用しているこの制度のメリットとデメリットをまとめてみました。
つみたてNISAって何?
つみたてNISAは、投資信託の利益が非課税になる制度です。
普通に投資信託で運用して利益がでれば、その約20%を税金として支払います。
例えば、10万円の利益が出たら約2万円は税金で引かれてしまいます。
なので実際の利益は約8万円となります。
「つみたてNISA」で運用すれば、この20%の税金がタダになるという仕組みです。
10万円の利益が出たら、そっくりそのまま10万円いただけちゃうってわけです。
つみたてNISAのメリット
●運用利益に対して税金がかからない
20%の税金は大きいです。
利益が大きくなればなるほど、税金で引かれる金額も多くなります。
その税金が無料となるのですから、大きなメリットですね。
●運用できる商品が厳選されている
投資信託協会によると、投資信託は6,000種類以上あるそうです。
こんなたくさんの中から簡単には選べませんよね?
でも、これらすべてがつみたてNISAで運用できるわけではありません。
金融庁により厳選された「長期・分散・積立」に適した商品のみ対象(2019年3月時点で162本)となっています。
●いつでも辞めることができる
つみたてNISAは20年間運用できますが、20年間続けなくてはいけないわけではありません。
いつでも辞めることができます。
今すぐ現金が必要になったりした場合は、運用している投資信託を売却して現金化することができます。
(iDeCoは途中解約できません)
つみたてNISAのデメリット
●元本保証ではない
銀行預金と違って元本は保証されていません。
つまり、損してしまう可能性もあります。
私の「つみたてNISA」は2018年1年間に限ると、10%以上のマイナスとなってしまいました。
2018年つみたてNISAの運用実績 1年間積立てを続けた結果
しかし、金融庁の調べによると過去の例だと20年間の積立投資でマイナスになったことはありません。
●金融機関によって扱っている商品が異なる
金融機関によって扱っている「つみたてNISA」の商品が異なります。
ここがわかりにくいんですよね~。
現時点で162種類あるつみたてNISAの対象商品ですが、似たような商品がいくつもあります。
私はなるべく手数料(信託報酬)が低い商品を選んでいるのですが、このような商品を扱っているのはネット証券会社が多いです。
私がつみたてNISAで利用しているのはSBI証券、妻の分は楽天証券です。
投資信託を買うためにおすすめなネット証券会社 SBI証券と楽天証券
金融機関の変更も年1回できますが、手間も時間もかかります。
つみたてNISAの注意点
●年間40万円までしか投資できない
つみたてNISAで運用できる金額は、年間40万円までとなっています。
●つみたてNISAの買付は2037年まで
今後制度の内容が変わる可能性もありますが、現時点では「つみたてNISA」で買付できる期間は2037年までとなっています。
2037年までは毎年40万円まで買い付けが可能です。
●余った非課税枠は翌年に持ち越しできない
例えば今年つみたてNISAで30万円投資したとすると、NISA枠が10万円余ります。
でもこの10万円は翌年に持ち越すことはできません。
来年の年間限度額も40万円となります。
まとめ
つみたてNISAは今すぐお金持ちを目指す投資法ではありません。
将来のための長期的な資産運用に向いた制度です。
商品も厳選されているし途中で辞めることも出来るので、初心者でも始めやすい投資方法だと思います。
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